学校に行くのは義務ではなく権利
普通教育機会確保法って?
義務教育という言葉に私たちは惑わされている気がします。子どもが学校に行く事は義務ではありません。「学ぶ権利」があるのてす。
不登校児に対して、「義務教育だから学校に行かせなければならない」と苦しんでいるいる親御さんがいたら、どうかその思いを解放してあげてほしいと思います。
2016年12月、普通教育機会確保法が成立しました。不登校とフリースクールに関する新しい法律です。 学校以外でのフリースクールや家庭などの多様な学びが法的に位置付けられ、その重要性が明記されました。学校に戻る事を前提に頑張らなくてもいいのです。個人に合った学びの場所を選ぶ権利が子ども達にはあり、それを行政もサポートしますというのが、この法律です。
ただ、予算が立てられたものの、フリースクールには実質予算がまわって来ていなかったり、不登校の子どもの学習面を保障するという面が強く、課題が沢山あります。
字が書ける、計算ができる.....生きていく為に必要な学習はもちろんいるけれど、いわゆる学習課題をこなす事が学びの全てではないと感じます。まずは、子ども達が安心できる場所を整える。色々な人と関わり、信頼関係を築き、コミュニケーションを広げていくだけでも学べるものが沢山ある。そこに予算を投じて欲しいと思います。