新しい学びネットワーク  「おでん」

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フリースクールって?

新しい学びの場

勉強のこと、友達関係やいじめ、先生が苦手、集団生活がしんどい…など、さまざまな理由から学校に行かなくなったり、ひきこもりになる子どもたちがいます。フリースクールは、そんな子ども達の安心できる居場所、そして学びの場です。

この会の活動拠点である神戸フリースクールには、小学校から高校までの生徒が自分のペースで通っています。心を休め、スポーツやアートや共同作業などを通じて仲間と出会い、元気をわけあい、どんどん変化し、成長していきます。そして、自分にあった進路を見つけ出し、たくましく進んでいきます。また、フリースクールは、その地域の小・中学校と上手く連携していることも多く、フリースクールへの登校が学校の出席扱いとされるケースもあります。

しかし、現実は不登校の子どものうちフリースクールなど学校外の民間施設を利用できているのは全体の約2〜3%だそうです。

その理由は、フリースクールの存在を知る手段が乏しい事、民間施設の為利用料が高い事、施設の数が圧倒的に少なく地域によっても差がある事、個人に合った居場所を見つける為の相談場所がない事、学校復帰を目標とする家庭が多く学校外で学ぶ事を選択肢としない事.....など様々です。結果、不登校の多くの子ども達は、家庭で過ごしているのです。親が仕事に行っている時間、子どもが1人で家にいるケースもあります。

もちろん、初めから学校での学びを選ばず、家での学び(ホームスクール)を自ら選ばれている家庭もあります。けれど、ほとんどの場合は、居場所が見つからず家に居るしかないという状況なのではないでしょうか?

フリースクールが増えない理由としては、公的な支援がない事が挙げられます。神戸市では児童1人あたり7-8万円/月の教育予算がつけられていますが、フリースクールにはその予算は入らず、生徒の授業料や助成金などで厳しい運営をしている施設がほとんどなのです。

このフリースクールが背負う問題を解消していくため、学校以外の居場所を求める声をもっともっと広げていく必要があります。